あの日から9年

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あの日から9年

あの日から9年が経ちました。

2014年、アウェイクナーズ最初の講座からずっとずっと伝えて来た事の1つ。

それは、

「当たり前の日常なんてない・・」

という事。

夜が来ても、スイッチひとつで明るい夜が過ごせる事も

温かいお湯が、蛇口をひねれば出てくる事も

ふかふかのベッドで眠れる事も

仕事に行ける事も

お店には、食べ物がいっぱい並んでいる事も

携帯で友達といつでも繋がる事も

「ただいま」と言って帰る家がある事も

「おかえり」と言ってくれる家族がいる事も

いったい

どれだけの奇跡が重なって・・

本当に、いったい

どれだけの奇跡が重なって

私達の毎日が出来ているのだろう。

私達の毎日、私達の日常は、

どの瞬間を切り取って見ても

「当たり前」など、どこにもない。

全てが奇跡の連続だ。
・・そう、誰もが

あの日、感じたに違いない。

しかしながら、

9年経った、今。

私達は、どの様な気持ちで日々の生活を過ごしているだろうか。

明るい夜、温かいご飯、安心して眠れるベッドが当たり前になっていないだろうか。

目の前にいる家族が、当たり前に”そこにいる”と思っていないだろうか。

仕事が出来る事も、電車やバスで自由に移動できる事も、当たり前になっていないだろうか。

今日一日、何も起こらず健康で無事に過ごせた事を、

心からの感謝の気持ちと共に眠りについているだろうか。

当たり前なんて、

私達の毎日には、どこを探して見つからない。

あの時、心からそう思ったはず。

そして、私達の日常は一瞬で、

それは、淡雪のごとく消えてしまうものだと、あの時誰もが感じたはず。


一日の終わりに、

今日の奇跡を感謝する毎日を過ごしているのなら、きっと明日は又やって来る。

「明日は誰にも約束されたものではない」と知っている限り、きっと明日は又やって来る。




■以下は、2017年にアップしたものです。

あの日から6年の歳月が流れた。

人の数だけ 心の数だけ 言葉にならない思いがあるのだと、思う。

 

あの日から何もかもが変わってしまった人・・

苦しみも悲しみも あの日のまま何も変わらない人・・

何かのタイミングで思い出すと”やるせない”思いが湧き上がってくる人・・

あの日の事は、もう記憶の彼方に消え過去の出来事となっている人・・

 

祈っても 祈っても

願っても 願っても

神様を信じても 未来を信じても

どうにもならない事がある・・・

そんな残酷なメッセージを、まるで私達に伝えようとしている かの様な

TVからの”あの映像”も

今ではもう、1年に数回流れる程度となった。

 

どんなに辛くても

どんなに悲しくても

それでも 前を向かなければいけない・・

「もっと頑張れるはず・・」そう、自分自身を奮い立たせ なんとか1日をやり過ごす。

 

・・・そんな やり場のない思いと戦い続けながら

心身共にギリギリの所で向かえる7年目の春が

目の前に、現実にあるのだという事を 忘れて良い訳がない。

 

何度 桜の時期を迎えても

春の訪れを喜ぶ状態にない人達が 私達が想像する以上に多く存在する事を

知らなくて良い訳がない。

 

桜の季節だけでなく

私達は、もっと ちゃんと目の前の現実を見る勇気を持たなくてはいけない。

そして、そこから何が出来るかを真剣に考えなくてはいけない。

 

■震災1か月後の4月に発行された「仙台シティーリビング」

3ページに渡って「こころを癒す処方箋」と題しまして心のセルフケアを中心とした内容を掲載させて頂きました。

こちらからご覧いただけます。 

 

<以下は、震災後にアップした内容です。再アップしましたので宜しければご覧ください。>

 

無理に頑張る事ではなく、必要なのはあなたの心を癒すこと 

3月11日を境に、私達の生活環境は、大きく変わってしまいました。


 「当たり前の毎日」 「当たり前の生活」 「当たり前にある安全な空気と水」

私達の日常生活の根本を支えていた「当たり前の価値観」までもが大きく変わりました。

 

 明日は、当たり前にやって来るものではないと・・。

 幸せや喜びは、”見慣れた風景”の中にあるものなのだと・・。

 

私達は今、これまで誰も経験をした事のない様な、急激な変化を非常に短い間に経験しています。

さらに、 テレビ画面からは目を覆いたくなる様な映像が容赦なく飛び込んで来る・・。

映像だけでなく、私達を不安にさせるには充分過ぎる程の情報が押し寄せる・・。

この様な状況の中、平常心を保てる人は、そう多くありません。

 

「私は直接被災をしていない、家も会社もあり、何も失っていないから大丈夫です!」

確かに環境面では大きなダメージがなかったかもしれません。

しかしながら、実際に私達の心は、深く傷付いていると言えます。

「自分がどれだけ無理をしているか?」 「どれだけ疲れているか?」

自分自身の状態すら見失っている人達も少なくありません。

 

あなたに今必要な事は、これ以上頑張る事でも、無理に笑顔を作ることでもありません。

 「傷付いた心を癒す事」それが今のあなたに一番大切な事だと私は思います。

 

【阪神淡路大震災での経験と、カウンセラーの立場から】

私は、1995年阪神淡路大震災でも被災した経験があるのですが、

その当時、強烈なPTSDの症状に1年以上苦しめられました。

この様な背景から、 講師/カウンセラーとして、そして心のバランスを失ってしまった被災者として、

今あなたにお伝えしたい事(お伝えしなければいけない事)が沢山あります。

 

16年前の私の様な、辛く苦しい思いをする人を増やさない為にも、

そして今、笑顔のあなたが、1年後もその先も笑顔でい続ける為にも、

「今、必要な心のケア」を分かりやすくお伝えしたいと思います。

 

【これだけは気をつけて!】

私の経験から、そしてカウンセラーの立場から、これだけは言える! という事があります。

それは、「無理してポジティブ思考や元気になる事はリスクがある」という事と、

 「気持ちや感情を心に溜める行為は非常に危険である」という事です。

■光があるから闇がある、夜があるから朝が来る。闇があるからこそ、光の存在に気が付くのです。

■ネガティブな感情を愛情をもってきちんと受け止める事ができた人だけが、本当の意味で「ポジティブ」になれるのです。

ネガティブな感情を押し殺し、それらの感情と向き合う事なく、ポジティブな状態を求めたとしてもその状態は長く続きません。

なぜなら、行き場を無くした感情は、どんなに時が経っても消える事がないからです

表面上は、ポジティブに装っていても、その奥にあるネガティブな感情は行き場を無くし、

負のエネルギーはどんどん大きくなり、 ある日、心や体のバランスを大きく崩す日がやってきます。

阪神淡路大震災では、PTSDの症状など心のバランスを崩し「心のサポート」を必要とした人の数は、

 震災3年後にピークを迎えました。

 

これは、その当時、

「頑張ろう!」「この震災を皆で乗り越えよう!」「この経験をプラスに変えよう!」 というような、

傷ついている人の心理状態をほとんど無視した風潮が高まり、だれもが負の感情を押し殺し、

見せかけの「ポジティブ思考」 を無理やり実践しようとした弊害だと私は思っています。

 この様な事を繰り返さない為にも、先ずはきちんと「負の感情と向き合う」事が重要です。

繰り返しになりますが、ネガティブな感情を愛情をもってきちんと受け止める事ができた人だけが、

本当の意味で「ポジティブ」に「笑顔に」なれるのです。

 

3年後も、その先もずっとあなたが笑顔でいる事が一番大切。

その為にも、いま「あなたの心を癒してあげる事」が必要なのです。

 

あなたが笑顔でなければ、 あなたの目の前にいる大切な人を笑顔にできません。

あなたが元気でなければ、あなたの目の前にいる大切な人を守る事はできません。

あなた自身が自分をケアできなければ、目の前にいる大切な人をサポートする事はできません。

あなた自身を後回しにするのではなく、先ずは自分自身を優しく迎え入れて下さい。

受け止めてあげて下さい。 かわいがってあげて下さい。

こんな時がからこそ、甘えさせてあげて下さい。

あなたの心はきっと悲鳴を上げているはず。

 「もっと頑張れ!」「もっと頑張れ!」「こんな事で落ち込んでいちゃいけない!」

「笑顔でいないと」 この様な言葉で、自分を奮い立たせる事は、しばらくの間お休みにしませんか。

 

 【これからが本当のスタート】
■震災1か月以降の心の変化 (個人差があります)

*元の生活に戻っている人でも、漠然とした不安に襲われる。

*想定外の出来事が起こりやすいのもこの時期。  当初の計画とは違ってくる(思い通りにいかない)など「焦りやイライラ感」が 出やすくなる。

*私はこのままで良いのか?何か特別な事をしなくてはいけないのか?  自分のしている事に自身が持てなくなったり、自分自身を失いやすくなる。

*様々な事への罪悪感が強くなる。

*一気に疲れを感じたり、やる気がなくなったり、精神的にも肉体的にもバランスが取りにくくなる。

【ご注意】 *個人差があります。上記の様な「傾向にある」という事で、もちろん断定ではありません。



■上記は、シティー・リビングに掲載された

「疲れたあなたを癒すヒーリング・メッセージ」

から、一部抜粋したものです。

原文は、こちらからご覧いただけます。